町の人もおもしろい
こんにちはトキオです。前回に引き続きMOTHER2のおもしろいポイントを紹介して、たくさんの人にMOTHER2を知って欲しいと思います。
MOTHER2はドラクエを作りたいと思って作られてゲームなので、主人公達は色んな町を巡りながら冒険が進んでいきます。
町には当然、住民がいるので住民に話しかけて情報を集めます。次の目的地を教えてくれたり冒険に有用な情報が手に入ることもあります。
時には何の役にも立たない情報があったりもします。
MOTHER2では、この役に立たない情報を話す町の人たちがいい味を出しているんです。くすりと笑える話やちょっと悲しいドラマがあったりと、冒険には全く関係ないけど、記憶に残るおもしろさがあるんです。
思い出に残る町の人エピソードをちょっと紹介
【アルプスの少女○○ジ】
こちらは、住宅のドア越しに住民に話しかけた時に唐突に語りかけられて、
「はい」か「いいえ」を選ばせられます。
「はい」を選べば正解!そう「ハイジ」ですね。
RPGの主人公が「はい」か「いいえ」しか返事できないというレトロゲームの特性を逆手にとったところがおもしろいですね。
これが最初に訪れる町の端っこの方にある住宅で聞けるものだから、ついつい面白くて町の人全員に話しかけちゃうのもMOTHER2の魅力です。
もちろん「いいえ」を選んだ場合も、いいリアクションをしてくれます。どんな言葉かはプレイして楽しんでください。
【隣町に住んでいる恋人に会いたいんだけどバスが行ってくれないの、どうしてなんでだろ?】
こちらはある町にいる女性との会話で、この出来事には続きがあります。が、その前に状況の説明を少しだけ。
隣町に住む彼に会いたいけど、町と町をつなぐトンネルにはお化けが住み着いてしまって、バスはお化けの力でトンネルの途中で入り口に戻されてしまうのです。当然、歩いて通ろうとしても入り口にもどされてしまいます。
お化けが出る原因は隣町にあり、主人公たちはなんとか隣町にたどり着き、お化けの親玉を倒すことでトンネルは無事に誰でも通ることができるようになります。
そしてお化けがいなくなり、平和になった隣町を歩いている主人公達は衝撃的な現場に立ち会うのです。
「彼に会うために隣町までやってきた彼女」と「彼」と「もうひとりの女性」。離れ離れになっていた恋人同士がやっとの思いで感動の再会と思いきやなんと彼は浮気をしていたのです。
しかも、彼は新しい女性と付き合っているから、会いに来たことを迷惑がっています。最低です。
この時の彼女のセリフが心を打ちます
「こないほうがよかった」
悲しいですね。まさか、ただの町の人に2つの町をまたがるエピソードを仕込んでくるとは、糸井重里さんはすごいです。もちろんストーリーには一切関係ありません。
まだまだたくさんおもしろいところはあるのですが、今回はここまでとさせていただきます。次回もお楽しみに〜。
MOTHER2は現在ニンテンドースイッチのニンテンドーオンラインでプレイすることができます。興味が湧いた方はぜひプレイしてください。本筋の冒険も感動します。
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