【本】さざなみのよる 木皿 泉

あらすじ

小国ナスミ、享年43。息をひきとった瞬間から、彼女の言葉と存在は、湖に落ちた雫の波紋のように、家族や友人、知人へと広がっていく――。命のまばゆいきらめきを描く感動と祝福の物語!

河出書房新社HPより抜粋
『さざなみのよる』木皿泉 特設サイト|河出書房新社
累計36万部突破、2014年本屋大賞第2位のベストセラー 『昨夜のカレー、明日のパン』から5年。木皿泉の小説第2作『さざなみのよる』が4月18日発売!命のまばゆいきらめきを描く著者5年ぶりの感動と祝福の物語!『さざなみのよる』情報を掲載の特...

人は誰かと関わって生きている

こんにちはトキオです。

今回は最近読んだ本で感動した作品のご紹介です。

あらすじにあるように「小国 ナスミ」は主人公といえる人物ですが、物語の前半で亡くなってしまいます。

ナスミは信念を持って、自分に他人に正直に生きている人です。

ナスミの生き方は多くの人に影響を与えます。それは家族だけでなく、学校時代の友人や働くようになってから出会う友人や同僚など。

この作品は、前半部分でナスミの生きてきた軌跡を紹介します。

後半では、ナスミの影響を受けた人たちが生きていく様子をそれぞれの視点で描かれます。

人はそれぞれ違う価値観を持っているため、ナスミに対する印象も少しづつ違います。しかし、誰もがナスミに強く生きるエネルギーを貰っています。

一人ひとりのエピソードを短編のように紡いでいく作品です。読者も少しづつナスミを知っていき、同時に好きになっていくと思います。

短い本です。内容は是非ご自身で読んでいただきたいと思います。

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