著者:中根 克明
あらすじ
各所で絶賛の嵐!オンライン教育の重鎮によるベスト&ロングセラー『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』、待望の続編。
一般に、親が介入できるのは小3くらいまでと言われる。高学年となる小4以降、10歳のギャングエイジからは、親より友達になって、親の言うことなど聞かなくなる。だからこそ、10歳までのしつけが重要なのだと…。
しかし、親のしつけが重要になってくるのは、むしろこれから。いよいよ言葉が通じるようになり、世の中の理を教えられるレベルになってきた。だからこそ、悪さもするし、嘘もつくようになる。もう力尽くでは押さえられない。ここでしっかり子供と対話していくことで、中学で本格的に思春期が始まってからも、子供が自分を失わず、親子の信頼関係を結んだままでいられる。
中学受験との向き合い方など、勉強についても余さず網羅。この時期におすすめの本59冊もカラーで紹介。中学校前の小4・小5・小6の過ごし方で将来が決まる!(すばる舎ホームページより抜粋)
魅力のある人間になってほしい
あらすじを読まれて、親って大変。なんだか難しそうと思われた方もいるかもしれませんが、とっても分かりやすい良い本です。勉強の本というよりは、子どもの人間力を育てることの大切さを教えてくれます。
本の中で「いい友達が多い子どもになって欲しいと思ったら、まずは自分の子どもがみんなから友達になりたいと思われる存在になろう」的なことを教えてくれます。これは本質をついた言葉だと思います。性格は人それぞれ、個性は大切です。気が合う合わないはどうしてもありますが、人として魅力があることは大切です。小学生でも大人でも悪口を言わないや嘘をつかないといった当たり前のことを当たり前にできる人間は魅力があります。
勉強も大切だけど
本の中で、読書の大切さを教えてくれています。読書は単純に知識を深めることができるだけでなく、文章という言葉を通して身につく思考力。物語を通して育まれる内面世界。
勉強は大切だけど、勉強は中学、高校とずっと続いていきます。今の日本では、大学受験に向けた高校生の勉強が最も大切だとされていると思います。大きくなるにつれて勉強する量や時間は増えていきます。まだ勉強量が少ない小学生の間は、読書の時間も大切にするのはいかがでしょうか。
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